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5. 職人技能を見える化

一般社団法人 大規模修繕工事 優良職人支援機構・RAS 長期保証の裏付けとして職人技能が必要不可欠

職人技能の見える化  

わが国建設産業の主流は、新築工事から改修・修繕工事に変わっていく。にもかかわらず、コンクリート建物の改修・修繕工事における施工技術は、いまだに体系化されていません。技術の良し悪しも明確な判定基準がないままです。 しかも、改修・修繕工事における施工品質は、職人ひとり一人の経験則と高い技術力によって保たれているにも関わらず、その技術は社会的にはほとんど評価されず、それを理由に職人の道をあきらめて違う道を志す人が増え、現在の職人不足につながっています。このまま職人が減少し続ければ、質の高い工事を行えないばかりか、工事そのものを請け負うことができなくなるおそれもあります。 手遅れになる前に、働く職人に適正な評価と対価を得られる支援が必要。そうして始動したのが、RAS職人マイスター制度です。

RAS職人マイスター制度
 工事の品質は、職人の技能に宿る。 大規模修繕で扱われる材料は半製品で、適切な施工を通じて初めて材料の性能を発揮します。現場施工の最前線で材料の性能や工事の品質を語る時、技能員の能力への依存度は高いと言えますが、元請施行会社は職人の技量まで把握していない事が殆どで、現場監督の管理能力と社内検査体制だけでは、高品質は語れません。  長期保証の実現は、メーカーが作る材料の品質と施工の基準が条件となりますが、技能員の能力も裏付けのあるものばかりでないという現実もあります。材料メーカー協力のもと2014 年に設立した一般社団法人 大規模修繕工事・優良職人支援機構(以下、RAS) では、独立した第三者の立場で技能員” 個人” の技能を評価、オーバーレイの施工を基本とした大規模修繕に特化した主要5工種(8工法)の職人技能検定をCWA監修の教科書を使って実施、施工者団体 BLA の技能員(職人)の技術検定を行い、高品質で施工できる技術の裏付けを行います。職人技能が担保されることで、工事品質、保証の裏付けとなります。

RASが実施する技能検定(5工種、8工法)
1. 防水(ウレタン、塩ビシート、アスファルト(熱・冷))
2. 塗装
3. 下地補修
4. シーリング
5. 防滑塩ビシート

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