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2. 調査診断・改修設計の妥当性を見える化

第三者認証により調査・診断結果 並びに改修仕様提案の裏付けを

JAMS 3、4建物調査診断結果と改修仕様書の選定は、JAMSの全プロセスの中でも重要な位置を占めます。  
適切な劣化状況の見立てと既存の状況に合わせた改修仕様や、諸条件を加味した大規模修繕実施時期の適切な判断がなければ、実際に行われる工事や将来に向けた長期修繕計画に大きな影響を及ぼすことがその理由です。適切な診断、適切な改修仕様の選定は、建物の長寿命化に資する修繕の根源となります。
 これまでの設計監理方式では、設計者がこれら全てを判断、管理組合に提案の上プロセスが進められていますが、TJCでは、大規模修繕実施の判断に至る結果を一般社団法人 建築防水安全品質協議会(CWA)を第三者認定機関として、内部に「調査診断・仕様評価委員会」を設置、調査診断の内容と結果の妥当性について学識者による諮問を経て、認定・評価を取得し、調査診断・改修設計の「見える化」を推進します。
 一般社団法人 建築防水安全品質協議会(CWA)は、防水層の品質の確保、向上及びこれを施工する施工者の安全を確保し、周辺環境に悪影響を与えない建築防水工法、人口の減少に伴う施工技術者の減少に対応するため、施工者の生産性を高める防水工法等の提言を行える防水構法のシンクタンクを目指して設立された団体で、建築保全標準/JAMSの作成メンバーでもある学識者にて構成されており、第三者として諮問、評価を受けることになります。

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一般社団法人 建築防水安全品質協議会・CWAの概要  

1 名  称 : 一般社団法人 建築防水安全品質協議会(略称:CWA)
2 設  立 : 2012年3月26日 登記
3 組織構成 : 2021年4月 現在 代表理事 本橋 健司 芝浦工業大学 名誉教授
4 事業内容 :(定款より抜粋)第2条 当法人は、建築防水の安全性の確保、品質の向上、環境負荷の低減を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。
(1)防水技術、防水材料等に関する企画、開発、研究、提言及びコンサルタント事業
(2)建築防水の品質向上と管理に関する調査、研究、指導、提言及びコンサルタント事業
(3)防水に関する技術者、施工者の安全性の向上と環境負荷の提言に関する事業
(4)防水施工、防水加工等の生産性向上のための企画、開発、研究、指導、提言及びコンサルタント事業
(5)各種講演会、研修会、セミナー等の教育に関する企画、立案、運営及び実施に関する事業
(6)前各号に付帯又は関聯する一切の事業

5 組 織 図

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6 専門委員会

6-1 調査診断認証委員会
研究テーマ マンションの大規模修繕診断から改修仕様まで当協議会が認証した内容を連動させる
1)調査診断のプロセス並びに診断結果の妥当性
2)選定された改修仕様の妥当性
委員長:
橘高 義典 (東京都立大学 大学院 教授)
委 員:
今本  啓一( 東京理科大学 教授)
兼松  学(東京理科大学 教授)
古賀 純子(芝浦工業大学 教授)
小山 明男(明治大学 教授)
下屋敷 朋千((一財)ベターリビング)
田村 雅紀(工学院大学 教授)
永井 香織(日本大学 教授)
石原 沙織(千葉工業大学 准教授)

​6-2 建築防水品質委員会
研究テーマ
1)建築防水の品質向上と管理の提言
2)防水層の膜厚管理手法の確立
委 員 長:
田中 享二 (東京工業大学 名誉教授)
副委員長:
輿石 直幸 (早稲田大学 教授)
専門委員:
石原 沙織 (千葉工業大学 准教授)
岡本  肇 (㈱竹中工務店)
法身 祐治 (㈱長谷工コーポレーション建築部門 技術部)
渡辺  光 (レオン工業㈱ 代表取締役)
その他:防水材メーカー協力委員
測定機器メーカー協力委員 施工協力委員

​6-3 建築防水環境安全委員会
研究テーマ
1)建築防水の安全と環境負荷の低減
2)特定化学物質障害予防規則に準じた防水工法の検討
委 員 長:本橋 健司 (芝浦工業大学 名誉教授)
副委員長:近藤 照夫 (ものつくり大学 名誉教授)
専門委員:永井 香織 (日本大学 教授)
岡本  肇 (㈱竹中工務店 技術研究所)
和田  環 (鹿島建設㈱ 技術研究所)
渡辺  光 (レオン工業㈱ 代表取締役)
その他:防水材メーカー協力委員 施工協力委員

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