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4. 施工品質を見える化

JAMS5に準拠した高品質な施工を具現化する「施工会社集団」一般社団法人 建物長寿命化施工協会・BLA

施工品質を見える化 JAMS 5-RC準拠 

正しい調査・診断、適切な改修仕様提案があってもそれが具現化(実際に施工)されなければ正に絵に描いた餅と言えます。漏水・剥落事故の原因の多くは、材料の経年劣化などではなく施工技術や知識不足、適正な製品を適量に施工できていないことに起因しています。仕様が適切で、長寿命化に資する十分な耐久性を持った工法や製品を採用しても、施工が仕様書通りでなければ性能発揮をできません。これからの長寿命化に資する改修工事は、適正な調査・診断から長寿命化に資する仕様提案、そしてそれに基づく適正な施工までを一貫して行うことで初めて実現できます。
 工事で使用される材料は、半製品であることから技能員(職人)が現場で製品化することになり、技能員の技術は施工品質そのもので、長期保証の根源になることから施工技術を証明された技能員による施工が必須です。この一貫性が非常に重要なポイントで、施工が仕様通りに行われて初めて目的を果たせます。その施工の受け皿がBLAです。

 マンションを含めた建物の改修工事を長年手がけてきた専門工事業者で構成され、高い施工技術力と施工管理体制を有する専門工事業者の団体です。団体に所属している専門工事会社は、会社の規模やネームバリューは関係なく、現場主義で施工の技能向上に注力し、経営者が信念をもって適正な経営を行っている、厳選された会社で構成されています。構成会社の中には建設工事職人の国家検定(技能検定)を実施し、職人の技能向上・社会的地位の向上を目指して取り組んでいる経営者も多数在籍しています。
 施工会社に万が一のことがあってもBLAとして第三者賠償責任保険に加入することで、保証履行について万全の体制をとっています。  BLAの施工管理は独自の厳しい「施工管理マニュアル」に沿って管理し、実施工は「RAS技能工」及び「国家検定技能士」が主体となって施工。TJCによるJAMSに準拠した工程毎の検査及び完成検査を受けます。検査では積算で使用したBIMで現場の補修箇所や補修数量を見える化し、実数精算の透明性のある工事にすると共に次回大規模修繕のデータベースとして引き継ぐ資料を作成します。

一般社団法人 建物長寿命化施工協会(以下、BLA)は、高技能が証明された技能員(職人)と適切な施工管理により、JAMS 5に準拠した高品質な施工を具現化するため設立された団体。BLA が考える根拠と範囲は、以下の通りです。
 1.施工基準として JAMS 5 に準拠する。
 2.長期の保証に資する施工品質確保のために技能を証明できる職人で施工を行う。
 3.保証範囲と区分を明確にする(材料はメーカー、施工は施工会社で保証を明記。不具合が生じた場合、原因を確認の上で各社が対応)
 4.BLA として第三者賠償保険に入り保証に対する裏付けを確保する。
 5.TJC による第三者検査により品質の確認を行う。

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