top of page

3. 積算根拠を見える化

BIMを介した積算で見積もりの透明性・裏付けを確保

BIMとは  

Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称、通称:ビム。
意匠設計者、測量技術者、構造設計者から、施工業者、そして所有者へ、仮想モデルデータを提供し、それぞれの専門分野知識の追加や単一モデルへの変更管理などの可能性を提供。結果、プロジェクトの所在が移動するたびに発生する情報の欠落を大幅に削減。BIMで干渉チェックを行うことで、コンピュータ上で建物部材の干渉部分を特定したり、建物全体における特定部分の関係をコンピューター上で詳細に再現できるので、意匠設計や施工工程におけるミスや手戻りを大幅に削減されると期待されている。

bim.jpg

積算根拠を見える化  

大規模修繕の工事費は、施工数量×工事単価により算出され、工事数量は慣例として設計から参考数量として提示される事が多くあります。竣工している建物の施工数量は、しっかりとした調査を行えば、今も将来も使える確定数量とすることが可能ですが、何処をどの様に積算したかを管理組合に理解できるよう可視化することは困難です。この点で施工数量はブラックBOXになり、工事見積もりの見える化は不可能になります。
 TJCでは、積算範囲・数量を*BIMソフトにより見える化、3次元グラフィックデータで誰もが簡単に確認できる積算根拠を作成します。工事単価は見積もりを依頼する施工会社や工事時期により変動しますが、施工数量を「見える化」する事で管理組合が適切な工事金額の検証を行うことを可能にします。  建物の維持保全に関するBIMの導入は、JAMSでも提唱されており、工事積算根拠のほか、調査劣化数量、工事補修数量等、調査診断から大規模修繕工事、工事終了後の点検、次回大規模修繕工事や設備系改修工事にも活用できる建物のデータと修繕履歴(カルテ)として継承されていくことが推奨されています。

bim2.jpg
bim3.jpg
bottom of page